金縛りの原因は体は眠っているが脳が起きている状態と科学的に言われています。
例えば旅行先で金縛りにあうのは移動や観光で体は疲れているが脳は覚醒、興奮状態にあるためと言われます。
幽霊や黒い影をみるというのも夢と現実の区別は付かないからとも言われます。
私は小さい頃から金縛りにあっていました。
その度に人影や幽霊らしき者をみたり、胸の上にお婆さんが正座していたこともあります。
※大学生野時に鹿児島のアパートでは金縛り時に緑の妖精(もったいないおばけ)もみました。
今回お伝えするのも鹿児島アパートでの出来事です。
ハイベッドでいつものようにうつぶせ寝でしたが夜中に起きました。
その直後に金縛りです。
小さい頃から金縛りにあっていたので今度はなんだろう、何か見えるだろうかと気持ちの準備をしていると足側の布団がモゾモゾと動く感覚を覚えました。
例えるならば犬や猫が布団に入ってくる感じです。
しかし一匹や二匹ではない感じです。
布団の端から侵入し、私の足まで到達するとそれがどんな形かわかりました。
犬や猫のような形ではなく、人の手のようでした。
足首からふくらはぎ、太ももへとたくさんの手が這い上がって来ます。
たくさんの手がさらに尻から背中へと這い上がってきて弄られることに気持ち悪さを感じながら、金縛りなのでどうすることもできません。
1つ救いなのはうつぶせ寝だったのでたくさんの手を見ることができないことです。
どれぐらいの時間を耐えたのでしょうか、撫で回し弄ることに満足したのか、1つ、2つと手が撤退していきました。
全てが撤退し終えたら金縛りが解けるだろうと思って耐えました。
残りあとわずか、もう1つか2つかとなって少し油断した時でした。
ふくらはぎにいた手がグッとふくらはぎを握りしめ、そして爪を立てたのです。
爪を立てられた痛みがありますが、まだ金縛りで動くことはできませんでした。
ふくらはぎに爪を立てた最後の手が撤退するとすぐに金縛りが解けて飛び起きましたが、頭から水を被ったかのように汗でびっしょりになっていました。
そしてつかまれたふくらはぎを見てみると握りしめられたあとが残っていて、爪を立てられた箇所は内出血していました。
寝ぼけて自分のふくらはぎをつかむことできたとしても、握りしめられた跡の方向は指先が下(足首)から上(膝)に向かっていました。
このアパートでは金縛りにあうことが非常に多かったのですが、金縛り時に起こった事象はなにかの怨念、因縁があるかのような共通性はありません。
友達からは「アパートが霊の通り道になっているんじゃない?」と言われたこともありますが、卒業するまでお世話になりました。