連れて帰って来る

「時々家の中になにかいるような気がするよ・・・」

息子がそんな事を言う。

色々敏感なお年頃。

「家にはなにもいるわけないよー。」

と私は笑って返す。

だが、私もなにかいるような気がする時がある。

例えば、休みの日に一人で自宅にいいると誰かが廊下を歩いたいるような音などがする時がある。

だが、これと言って支障(霊障)が出るようなことはなかった。

しかし今回はなかなか眠れない日あって眠りに落ちようとする瞬間に、うつ伏せ寝の背中を触られたような気がしてまた眠れなくなることがあった。

これが数日続いて、睡眠不足になった。

そして先日、ふと夜中に目が覚めると誰かが上から覗き込んでいような気配を感じた。

はじめは息子か?と思ったがそうではない。

息子よりももっと小さい小学校低学年ぐらいの男の子の感じだった。

金縛りにかかるか?と思ったがすぐに体は動いて覗き込んでいるような気配も消えた。

寝ている妻と息子を確認して、恐る恐るトイレを済ませてまた寝た。

翌朝、妻にこの話をすると

「お守り作ろっか!」

と趣味のハンドメイドで念珠(パワーストーンブレスレット)を作ってくれた。

魔除けに効くオニキス等を使用した念珠。

これをはめて寝ると翌日から気持ちよく寝れるようになった。

一件落着!

と言いたいところだがそうではない。




私はこの「何かがいるような気配」の原因は妻にあるような気がしている。

妻は時々ハンドメイド好きな友達とお茶会などをしている。

その時にいろいろな話をするようだが、その中でも決まってする話が職場の怪談らしい。

看護師をしている方、スパーで働いている方の職場での怪談・怪奇現象などで盛り上がるそうだ。

そういった話の後、お守り代わりに念珠のオーダーをもらったりもしている。

(霊感商法ではないw)

それはそれで良いのだが、妻は共感性が高い性格。

霊は自分の存在に気づいてくれる方に憑いてくるという話もある。

たぶん妻は話を聞いて連れて帰って来てしまうのではないかと私は思っている。

ただ、妻本人は連れて帰って来ていることに気づいておらず、霊を感じやすい息子や私に障ってくるのではないだろうか。

ハンドメイドを妻が続ける限り、私が疲れるんですよ。(憑かれるんですよ。)

やれやれな話です。


【私のおすすめ】

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心霊・怪談へ
<スポンサードリンク>

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心霊・怪談へ

<スポンサードリンク>




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする